8月1日

職業柄、24節気の話を絡めつつブログを書いていこうと思っていましたが、もう半年も経ってしまいました。

その間に、春のお花見会や、春の永代経法要等、ブログのネタが数々ありましたが日々の雑用に追われ今日に至る次第であります。

何故、ブログを書こうかと思ったのは今朝一番に飛び込んできたニュースでした。

それは昭和の名横綱、ウルフこと「千代の富士」の死であります。

私が幼いころ学校から帰ってきて、おばあさんと大相撲を見ていると、いつも勝っているイメージがあり、あの黒の廻しの姿はとてつもなくかっこよかった。

間違いなく小学生だった私には最強のヒーローでした。

小学校の修学旅行で伊勢に行った帰りに、電車のテロップに「千代の富士引退」と書かれていて目を疑ったのを今にも鮮明に覚えています。

「体力の限界、、、以上」名言ですね。

まだ幼かった私には、なんで引退するのだろう。一つ負けただけではないか。と思っていました。というよりもヒーローは不滅なんだと思っていたのかもしれませんね。

そして時は同じ頃、おじいさんが浄土に還られたことを思い出します。

私にとっては初めての「身近な人の死」でありました。衝撃的でした。何が起こっているのかよくわかりませんでした。死とはこういうことなのか。と初めて気づかされました。まだ私は考え方も幼く幼稚で理解が乏しく、ただ涙が止まらなかった事だけが記憶に残っています。

今振り返ってみますと、いわゆる「生老病死」について初めて学んだように思います。

 

様々な思いが交錯し、苦しみ悲しみ、もがきながらきている私

体力の限界と自らのいを悟った大横綱千代の富士

入退院を繰り返しと闘っていた祖母

そして、昭和六十四年元旦にした祖父

 

生あるものはいつか衰え死に帰す。とういう当たり前の事を教わりました。

それにしても昭和の大スターがまた一人浄土に還られました。

寂しいですね。

今月は盂蘭盆会です。

お盆参りをご縁として、亡き人を偲びつつ、私たちの生き方を見つめなおしたいですね。この暑い時期だからこそ襟を正し、精進していきたいものです。